3月のライオンは読みごたえあって涙無くては読めません。

42歳 自営業(サービス業)です。

3月のライオンは最初から最新号まで、ずっと読みごたえがあって大好きなのですが、中でも特にコミックス4巻から5巻あたりの島田さんのエピソードが大好きです。

涙無くては読めません。(「涙無くては」は、ここに限らず全般的にそうなのですが…。)
私も年齢的には、もういいオトナなので、自分だけで人生は進んで行かない辛さと逆にそのありがたさを感じる時があります。
自分の意思で人生を歩むのはもちろんなのですが、この「自分」に周りも含まれていくというか…。決してそれが迷惑ではないし、ありがたいんだけれど、時にはそのことで、がんじがらめになってしまうこともあると思います。
それを全部受け入れて、その中で、もがいているときこそ「生きている気がする」のでしょうか。

この4巻では結局負けてしまいますが、ここからもずっと続く人生というか、(勝負の世界に限らず)「生きる」ってことに対する、ある意味絶望的な真実をあらわすセリフが出てきます。
「答えは自らに問うしかない」(4巻ラスト)とか、「将棋やってて楽しい?」(5巻)とか。

人生の中で、もちろん楽しい時間やうれしい時間は素敵な時間ですが、私個人の感想としてはやはり「苦しい」とか「痛い」ときに一番「生きている」と実感するような気がします。
私は今のところそう思っているので、人間ってなかなか残念な生き物なのかもしれません(笑)

ところで、
島田さんは本当に、誠実な人間なのでしょうね。(誠実?実直?どんな言葉で表現で出きるかわかりません。)
二海堂くんはじめ、周りの人々が島田さんをどう思っているかから、島田さんは信頼に値する人間だということがよくわかります。
弟子チームのみんなも、将棋界の面々も、地元のみんなも。
あの後藤さん(実はイヤなやつでもなさそうですよね。)も、かなり一目置いている様子がうかがえます。
「ほっときゃ勝手にまた勝ちだすさ」なんて、素晴らしい賞賛のセリフですよね!
島田さんには倒れても立ち上がる「根性」が心の底にしっかりある、と。
(これも根性?という言葉で表現できません!)

それにしても、実は全然将棋のルールもわからないし、羽生さんくらいしか知らなかった将棋界のことですが、人生模様が濃すぎて、読み応えがありすぎて、すっかりはまってしまいました、読んでいて打ちのめされます。
どちらかといえば、人間の「強さ」より「弱さ」に対して焦点があてられているまんがだと思います。(少年まんがとは逆かも。)
男女問わず、大人の人に読んでほしいです!